今、和服の洗いはドライです!
着物の洗いといえば、「京洗い」とか「丸洗い」などを耳にすることが多いのではないでしょうか?
それは、どんな洗い方なのかというと、「揮発油で洗うこと」。そしてその揮発油は何かというと「ドライクリーニングで使うドライ溶剤」なのです。和服専門店さんに依頼すると和服専用の特別な液体で洗うのかと思うかもしれませんが、それって実はクリーニング屋で使う「ドライ溶剤」なんです。
和服も縮んでしまったら大変ですし、染料よる図柄、顔料による金粉、などデリケートな要素が入っています。これを壊さず、縮ませず、しかも汚れを落とすには「ドライクリーニング」が最適。
昔は、ドライクリーニングがなくて「洗い張り」という『水洗い』が主流でした。これは、着物をほどいて1枚ずつの反物にし、水洗いしてから、また改めて仕立て直す。という、大変手間のかかる手法です。今でも、その方法の洗い方はありますが、かなりの高額となります。
『絹』や『紬』、『綿』、『麻』、化学繊維などデリケートな生地を洗うにはキレイなドライ溶剤が必須。
柳屋クリーニングでは徹底した溶剤管理をしているので、着物も安心して洗えるのです。
先日初めて着物をお持ちになったお客さま。「この間、着物販売店でクリーニングを頼もうと見積もりしてもらったら、金額が高くてビックリ。柳屋さんは意外と安いのね~」
そもそも着物を売ってる販売店様はそこで「着物クリーニング」することはほとんどなく、下請けの着物洗濯業者に外注しています。つまり、中間マージンが余計にかかるのです。
一方、柳屋クリーニングの場合は【自社工場】で処理しています。中間マージンがかからないから、その分リーズナブルに対応できるのです。
さらに、自社工場の強みは【早く仕上がる】こと。もちろん、洋服のような早さとはいきませんが例えば「お祝いの日」が迫っているなど、お急ぎの場合にも対応させていただきます。
お客様のもう一つの声は「着物クリーニングだけ頼もうとして着物屋さんに行ったのに、着物や小物の購入を勧められて困った」というもの。
柳屋はクリーニング専門店なので、その心配はご無用です。安心してご来店下さい!
着物クリーニングの3つの特徴について詳しくご紹介いたします。
なぜ色柄が冴えるのか?
結論から言うと、「洗う液体の質」。つまり
ドライクリーニング溶剤がいかにきれいに管理されているか?ここがポイントなのです。
ドライ溶剤といってもほとんどの人が見たこともないと思いますが、ちょっとみると灯油のような揮発性の液体。
その中の『ソープ濃度』『水分濃度』『酸化値』この3つの状態、バランスが最も重要なのです。
この3つが整っていれば、デリケートな壊れやすい生地を洗っても心配ないですし、『色の冴え』が断然変わってくる。
柳屋では、この溶剤管理を長年に渡り徹底して研究・管理しています。
だから和服も安心して洗えるのです。
先日「和服屋さんにクリーニング出したんだけど全然落ちてなくてがっかりしたわ、おたくは本当にきれいになるの?」と、あるお客様から問い合わせがありました。
その着物を見ると『襟』『袖口』『裾』ここの黒ずみが、ほとんど取れていないんです。
この3箇所は、一番汚れやすく、同時にお客様が一番落としてもらいたい部分ですよね。でも、ただ洗っただけではこれは落ちにい。
柳屋では、洗う前にこの「襟」「袖口」「裾」の汚れ具合を入念にチェックします。
次にするのが洗う前の「前処理」。正絹などの「絹」はちょっとしたことでもダメージを受けやすい。
そこで和服専用のシミ抜き剤を塗布し「シルクガン」または「専用ブラシ」で優しく叩き落します。特にシルクガンはその名の通り、とっても細かな微粒子状の霧が汚れを叩き出す。
そして前処理の後、最も優しい洗い方のドライクリーニングをする。こうすれば
黒ずんだ裾や袖、襟元もきれいになるのです。
自然乾燥の後は、仕上げに取り掛かります。
洋服とは違い和服の場合、仕上げの機械は使いません。全て手仕上げです。
私が特に気を付けるのは、『生地の風合い』。
同じ正絹の生地でもそれは微妙に違う。
だから『アイロンの圧のかけ方』は最初触った手の感触で見極める。
そしてその柔らかさや張りを失わないように心がけています。
せっかくきれいに洗えても生地がつぶれてしまっては元もこもありません。
アイロンの力の入れ具合は「経験」と「目利き」によるもので熟練の技が必要です。
ここでは弊社サービスの料金についてご案内いたします。
お問合せからサービス提供開始までの流れをご説明いたします。
受付カウンターでご希望をお伝えください。
1,納期
2,包装について
3,シミや汚れ
洗浄とプレスはすべて自社工場で行います。
前処理から洗浄、後処理まで熟練の職人が入念の作業で行います。
気になる部分、特に落としてもらいたい汚れはご遠慮なくお申し付けください。自社工場だからこそ、細かいご要望は早く、正確に伝わります。
和服の場合、洋服と違い「シミが古くなると、しみ抜き代が高額になる」という特徴があるのも事実。
ですから、シミにならないうちに早めにクリーニングするのが「和服を長持ちさせるコツ」でもあります。シーズンに一度はクリーニングをお勧めいたします。
お引き取りの際は、必ず「お預かり伝票」をご提示ください。
お客様の着物は、間違えなく返却すためにすべて番号のついたタッグで管理しています。お預かり伝票にはその「番号」が載っていますので、ご提出願います。
ビニールバッグは有料(1枚10円)となります。
できればマイバッグをお持ちくださいませ。
ここではお客さまの声をご紹介します。
主人がお気に入りのトレンチコート。襟の汚れがひどくて困っていました。ネットで「小田原 、襟 、黄ばみ」で検索したんです。
「小田原 、クリーニング」で検索するとクリーニング屋さんっていっぱい出すぎちゃうので「クリーニング」という言葉は入れないで検索しました。
そしたら柳屋クリーニングさんが上位にあったので電話しました。
「ドライクリーニングだけでは無理なので特殊シミ抜きも必要ですよ」と言われました。
そして返ってきたら「襟の黄ばみ」がすごくきれいになってて本当にびっくり。柳屋さんにお願いして正解でした。