合成皮革には寿命があることを知った上で購入しよう!
【合成皮革の耐用年数は約3年】
クリーニング業はトラブルやクレームの多い産業だとよくわれます。 お客様とのコミュニテケーション不足も原因かと思うのですが、代表例のひとつが【合成皮革】。
合成皮革の耐用年数は約3年であり、それ以上経過するとひび割れや剥離、硬化が起きる可能性があります。
目視でき、お客様も確認できていればよいのですが、厄介なのが、「耐用年数を超えていて表面上問題ない」場合。
このケース、クリーニングすると剥離やひび割れが発生し、トラブルとなることが稀にあるのです。
クリーニング店もソフト洗いなど細心の注意はしますが、こればかりはお客様からの情報がないとどうにも防げません。
商売のコミュニティケーションとはお客様にも知識を持っていただき、気持ちよくやり取りができることだと思うのです。
ですから、このようなお役立ち情報を発信しています。
天然の皮革と違い、合成皮革はあくまで人工的な皮革ですので消耗品であり年数により劣化が始まることをご理解いただけれは幸いです。
柳屋クリーニング店では、デリケートな衣類についても丁寧な仕上げを心がけていますので、ぜひお任せください!
こんな経験はありませんか?
1,クリーニング店で断られた
合成皮革は、皮ジャンパーのように【全体に使われている場合】もあれば、ハーフコートのポケット周りに装飾として【部分的に】使われている場合など様々です。
ただ、とても壊れやすい素材であることも事実。
【ドライクリーニング可】という品質表示通りに洗っても、事故が起きるケースもあります。
クリーニング店によっては、そのような【リスク】を避けたいのでお断りするケースもあるようです。
合成皮革って何だ?
1,合成皮革とは
ポリウレタン系樹脂やアクリル系樹脂をニットや布地にコーティングしたもので、外観上皮革に見せている素材のことです。
製造後2~3年で経時変化【硬くなる】【ひび割れ】【剥がれる】などが起きやすい。
なので、柳屋では受付時に【購入年月】を伺ってからクリーニングするようにしています
2、 ファッション性を高めるための装飾品として
全体が合成皮革というコートもありますが、【衿】【袖口】【ポケット周り】などのアクセサリー・装飾として使われている場合もとても多いです。
この「ほんの少し使われている」というだけで、クリーニングの工程はガラッと変わってきます。
もし汚れがひどいケースなら、洗う強度も「強め」が必要。
しかし、この合成皮革が付いていると強く洗えません。必然的に汚れ落ちも悪くなります。
ファッション性が高くカッコよい衣服ですが、いざクリーニングとなると「限られた洗い方」しかできないということもご理解いただきたい点です。
合成皮革の特徴と注意点
1、3年を経過すると、、、
天然の皮革に比べて、合成皮革はあくまで人工的につくられた素材です。消耗品ということをご理解下さい。
ですから、3年を経過すると劣化が始まってきます。すべて3年でダメになるわけではありませんが、可能性が高くなってきます。
具体的には、【ひび割れ】【硬くなる】【剥がれる】などです。
2,クリーニングに出すときは、購入年月を伝え、汚れ落ち具合などを受付さんとよく確認しましょう!
合成皮革は基本的に【ドライクリーニング】でキレイにできます。
ただ、前述の【耐用年数は約3年】であることから、それ以上経過した場合は破損のリスクがあることはご理解いただきたいと思います。
クリーニング店にも購入年月は伝えていただくことでトラブル防止にもなると思います。
また、汚れの程度によっては【強い洗い方はできない】こともあります。
やむおえず、お客様の期待した以下の仕上がりになる場合もあるので、よく受付で確認してからクリーニングに出しましょう。
料金
合成皮革ジャケット 2,843円~
合成皮革ジャンパー 2,566円~
合成皮革コート 5,445円~
※この記事は、小田原市の柳屋クリーニング店のクリーニング師 前田 烈 が書きました。
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大切な衣類は小田原市の柳屋クリーニング店にお任せ下さい!
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