【それっ!シミじゃないよ、虫食いだよ】
寒くなって来ました。「ウールものをクローゼットから出してみたら穴があいてた〜」 というお客様が増えています。
「ヒメマルカツオブシムシ」。
ヘンテコな名前ですが、春から夏かけて衣類に卵を産み付けます。もちろん肉眼では見つけにくいですが、卵から孵った幼虫が衣類を食べるんです。
初夏から越冬して翌年3月頃まで活動する。 その間、ウールや特にカシミヤなど高級な繊維が大好物と言われています。 さらに汚れたシミやホコリも大好き。
だから、まずはクローゼットを開けてウールものをチェックしましょう。 クローゼット内の掃除も大事 この春、洗わなかったウール製品は冬が来る前に洗っておくことをぜひお勧めします。
ず~っとしまいっぱなしが危ない!
1,ほとんどが気が付かないうちにやられてます。
「ウール物をクローゼットにしまっておいて、いざ冬になって出して着ようとしたら穴が開いてた~」というお客様は本当に増えています。
2,夏の湿気は普通じゃない
最近の夏の暑さとともに普通じゃないのが「湿度」。この湿度がカビや虫食いにとって【居心地のいい場所】をつくるのです。
湿気でジメジメした室内や衣類の状態は害虫が活動するにはもってこい。
3,穴だけじゃなく、溝のように生地が薄くなる
虫食いは【穴】だけではありません。
何かマフラーやセーターの一部の生地が薄くなってると思ったら、ほぼ虫食いに間違いありません。
害虫の種類によっては【舐める】ように溝をつくる害虫もいるのです。
虫食いの原因
1,ヒメマルカツオブシムシ
ヘンテコな名前ですが、初夏から約10か月間活動します。
ウールやシルクなど動物繊維を好んで食べる。カシミヤなどの高級繊維はもっと大好きなので狙われやすい。
2、 要注意期間
このヒメマルカツオブシ虫。
成虫は5~6月に卵を産み付ける。特に白いシーツや明るい色を好むので、洗濯物を取り込む時ははたいて侵入しないように、この時期は特に注意したい。
産み付けた卵は初夏に孵化。その後、【幼虫】が7月~翌年3月ごろまで活動。この期間に【衣類の虫食い被害】が発生するのです。
柳屋のこだわり 虫食いの対策
1 害虫は「汚れ」も大好き
ヒメマルカツオブシ虫は動物繊維が大好きというお話はしましたが、もう一つ忘れてならないのが【衣類に付いた汚れ】です。
害虫は、この汚れが大好きなので、動物繊維でなくても例えばポリエステルでも、シミが付いた部分を食い荒らします。
2,シミ・汚れはクリーニングして早めに取ろう!
この春しっかりクリーニングしてシミや汚れが無ければ問題ないのですが、もし春に洗っていなければこの冬のシーズン前に洗うことをぜひお勧めします。
ず~っとしまいっぱなしのウールコートが、着ようとしたら【虫食い】にあってるというご相談は本当に多いのです。
3,害虫はホコリも大好き
害虫は、汚れの他に【ホコリ】も大好きです。クローゼットの中の掃除はしていますか?
冬シーズンが始まる前に、クローゼット内のホコリを除去しておけば、原因の一つは無くなるので掃除はしておきましょう。
料金
ウールコート 2,280円~
ウールセーター 1,170円~
カシミヤセーター 1,476円~
※この記事は、小田原市の柳屋クリーニング店のクリーニング師 前田 烈 が書きました。
、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、
大切な衣類は小田原市の柳屋クリーニング店にお任せ下さい!
(有)柳屋クリーニング店
〒250-0013 神奈川県小田原市南町1-9-27
TEL&FAX 0465-22-4635
営業時間8:30〜18:30
定休日 日曜、祝日、木曜(祝日の週は営業)