『柳屋さんで洗うコートは柔らかいね』!
柳屋さんで洗うコートは柔らかいね、というお言葉をお客様からいただいております。
特にカシミヤも含めウールの毛足の長いコートは風合いが大切。クリーニングしてきれいになったけど、『硬くなってしまった』『以前と手触りが違う』『べとついてしまった』などでは元もこもありません。
それと、よく聞かれるのが「何度も洗いすぎると毛の油が取れてパサつきませんか?」というご質問。
汚れ落ちはもちろんですが、「風合い」「色の冴え」「艶」を含めてコート・ジャンパーがきれいになるように柳屋では日々研究しています。
その大事な要素が「ドライ液の管理」なのです。
クリーニングの方法は大きく「ドライ」と「水洗い」がありますが、冬の衣類である「コート・ジャンパー」については「ドライクリーニング」がほとんど。ですから、このドライ液がいかに『最高の状態』にあるかがカギなのです。
ウール・カシミヤ・綿・などデリケートな生地を洗うにはキレイなドライ溶剤が必須条件。
柳屋クリーニングでは徹底した溶剤管理をしているので、柔らかいコート・ジャンパーの風合いを保てるのです。
コートクリーニングの3つの特徴について詳しくご紹介いたします。
なぜ柳屋で洗うウールコートは柔らかいのか?
結論から言うと、「洗う液体の質」。つまり
ドライクリーニング溶剤がいかにきれいに管理されているか?ここがポイントなのです。
ドライ溶剤といってもほとんどの人が見たこともないと思いますが、ちょっとみると灯油のような揮発性の液体。
その中の『ソープ濃度』『水分濃度』『酸化値』この3つの状態、バランスが最も重要なのです。
このドライ液の質の良さが「ウールの柔らかさ」につながっています。
そしてもう一つの特徴は「しっとり感」。
よく「ウールコートを何回も洗ってパサつきませんか?」というご質問をいただきます。
たしかにウールの毛は人間の髪の毛に似ていて、洗えば汚れと一緒に油分も取れることは事実。ただ、その後のリンスのように「ドライ液の中に油分を補う加脂剤やスクワラン」が入っています。
だから天然の毛のしっとり感と保湿性を保つことができるのです。
柳屋では、この溶剤管理を長年に渡り徹底して研究・管理しています。
だからコートの風合い・艶も新品に近い状態にしてお返しできるのです。
コート・ジャンパーのクリーニングで気になるのが「襟・袖口」ですよね。
ここは、人の皮脂。つまり油性のよごれが一番付きやすい箇所なのです。この「襟・袖口」の汚れを落とすには2つの方法があります。
①ドライ
皮脂汚れは、まず油性のシミ抜き剤で前処理してからドライクリーニングします。この「前処理」はとても重要で1点1点目で確かめてからすることにより汚れ落ちがグンと変わってきます。
②水洗い
ドライクリーニングで落ちない場合は、さらに「水洗い」で水性の汚れを落とします。特に白やベージュなど薄い色の襟・袖口は黒ずみがなかなか取れない場合が多い。そんな時は、水洗いの工程まで必要になってきます。
柳屋では、洗う前にこの「襟」「袖口」の汚れ具合を入念にチェック。そして前処理の後、きれいなドライ液で洗えば黒ずんだ襟・袖口もきれいになるのです。
バーバリーなど綿100%のコートは、機械仕上げだけではきれいになりません。
綿という素材は、ウールや化繊と比べて「洗うとシワになりやすい」特徴があります。これはこれで、「シワを楽しむ」場合もありますが、クリーニングしたらやはり「パリッと」仕上がっている方が気持ちいいですね。
柳屋では、人体仕上げ機械で7割仕上げた後、職人の手仕上げで細部までアイロンを当てます。
天然素材の綿は、仕上げ時に霧吹きで水分を補給したり、かなりの「手間と時間」がかかる難しい仕上げ技術が必要です。
パリッと仕上げるためには経験に裏打ちされた高度な技術が求められるのが「綿素材」の特徴ですね。
ここでは弊社サービスの料金についてご案内いたします。
お問合せからサービス提供開始までの流れをご説明いたします。
受付カウンターでご希望をお伝えください。
1,納期
2,包装について
3,シミや汚れ
洗浄とプレスはすべて自社工場で行います。
前処理から洗浄、後処理まで熟練の職人が入念の作業で行います。
気になる部分、特に落としてもらいたい汚れはご遠慮なくお申し付けください。自社工場だからこそ、細かいご要望は早く、正確に伝わります。
シミが古くなると、しみ抜き代が高額になる場合があります。
ですから、シミにならないうちに早めにクリーニングするのが「コートを長持ちさせるコツ」でもあります。シーズンに一度はクリーニングをお勧めいたします。
お引き取りの際は、必ず「お預かり伝票」をご提示ください。
お客様の品物は、間違えなく返却するためにすべて番号のついたタッグで管理しています。お預かり伝票にはその「番号」が載っていますので、ご提出願います。
ビニールバッグは有料(1枚10円)となります。
できればマイバッグをお持ちくださいませ。
ここではお客さまの声をご紹介します。
主人がお気に入りのトレンチコート。襟の汚れがひどくて困っていました。ネットで「小田原 、襟 、黄ばみ」で検索したんです。
「小田原 、クリーニング」で検索するとクリーニング屋さんっていっぱい出すぎちゃうので「クリーニング」という言葉は入れないで検索しました。
そしたら柳屋クリーニングさんが上位にあったので電話しました。
「ドライクリーニングだけでは無理なので特殊シミ抜きも必要ですよ」と言われました。
そして返ってきたら「襟の黄ばみ」がすごくきれいになってて本当にびっくり。柳屋さんにお願いして正解でした。