２０１８年１２月のブログ

　今日も「これ落ちますか～」って新しいお客様がお持ちになりました。

これ、ダウンジャケット（ダウン８０％、フェザー２０％）

で、左袖の白い汚れを落としたいとのこと。御本人にきくと「全然、つけた覚えないんですよね～、いつつけたかも何つけたかもわかんなくって、、、、」。

実はこの白い汚れって、『デンプン粉』の可能性が高い。デンプン粉って　ご飯とか、うどんとか、パスタとか　あの類いの食物です。

又はそれが含まれるスープとか。スープ系だとこぼしたときは濡れててわからないけど乾くと白く『デンプン粉』だけ残ってるなんてこともあるわけ。だから「気づかない」。

　このデンプン粉は「水」でないと落ちません。よく、「クリーニング屋さんに出したけど、白いものが残ってた」なんていうのは　ドライクリーニングしかしてないから。ドライは油性の汚れは落とすけど「デンプン粉のような水性の汚れは落ちにくい」のです。

だから、柳屋クリーニングでは、まず「デンプン粉を水性のシミ抜きで落とし」その後、ドライクリーニングしています。つまり、２工程が必要なのです。ドライだけの１工程ではこのようなシミと素材の衣類はきれいになりません。

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　先日、某クリニックに集配に行ったら看護師さんからこんな質問が。

「皮の手袋、久しぶりに出したらちょっとカビてしまってて、どうすればいいでしょう？」

聞くと、そんなにカビもひどくないので

「台所用中性洗剤を水でで薄め、タオルにつけて汚れを拭き取って下さい。そのあとは乾いたタオルで拭いて陰干し」

とお答えしました。すると

「クリームは靴のでいいんですか？」と聞くので「靴のクリームでももちろんOKですが、ハンドクリームでも大丈夫ですよ」と言いました。

そうです、人の手も皮。動物の皮革製品、バッグやコートにも人の手に使うハンドクリームは使えるんです。

ねっ、楽しい話しでしょ。ぜひ、お試し下さいね。

今日は寒いですねー。こんな日に、夏物の話しをするのも何ですが、最近になって夏物のクリーニングが増えてます。皆さん、しまい洗いは遅くなってるみたいで。

ただ、家庭洗濯でもしまう前に｢黄ばみ予防｣はしておきましょう。

その時、一番のお勧めが｢過炭酸｣という酸素系漂白剤。これ、一度使ったらやみつきになりますよ。

使い方は簡単。バケツなどの容器に熱めのお湯(４５℃)を張り過炭酸の粉を入れて溶かします。ワイシャツのエリの黄ばみを２０分つけ込み、その後は普通に洗濯機で他の洗濯物と洗うだけ。

ただの洗濯だと、その時はきれいに見えても来年また黄ばみが出てくる場合が。

でも酸素系の漂白をしておけば安心なんです。ぜひお試しを！

ダウンは、家庭で洗うこともできます。なぜかというと、ダウンは｢水鳥の毛｣。水に浮いてるんだから、毛そのものは水に濡れても大丈夫なんですね。

問題は、側生地です。この側生地がしわくちゃになるんです。

特にステッチが大まかだっりするとアイロンもかけにくい。ここは丹念にひとつひとつアイロンで伸ばしていくしかありません。

この辺が手間をかけなくちゃきれいにならないということなのです。

｢そろそろ着ようと思ってだしたら大変なことになってて～｣とお客様。

今年の夏の暑さはハンパじゃなかった。それに加えて湿度も。　これじゃカビも生えますね。

このカビも今年のものならまだいいんです。でももっと前のだと「カビは取れても色がやられる」ことがあるんです。

つまり、時間が経ちすぎるとカビが深いところまで侵入して地色まで食べてしまうんですよ。

特に黒や紺色は危ない！クリーニングしてきれいになったなと思ったらなんとなく紺色が白っぽくなってる　、なんてこともあるんです。カビが色まで食べちゃってるんですね。

そうならないためにも早めのクリーニングは大事です。

早い段階ならドライクリーニングでも十分きれいになります。でも、ホントにカビの胞子まで退治したいならやはり水洗いが必要。

柳屋クリーニングでは、もしカビてしまったら

「マイクロバブルウォッシュ」をお勧めしています。特殊水洗いですが、これだとカビの根っこまで洗い流してくれる。だから次の年もカビにくくなるのです。

ダウンジャケットだって、ものすご~く軽くなりますよ。

先日　ある奥様がよれよれのネクタイを持ってこられました。

「主人がネクタイを洗濯機で回しちゃってー」と泣き顔。

ご主人は奥様の留守中、気を利かして「洗っておこう」と思ったらしい。

ご主人の優しさもなかせますよね～。

でも、ネクタイを普通に洗濯したらいかんのですよ～。

ということで今回はマスター前田が、必殺復元アイロンで戻してみました。