とうとうユーチューブで「洗濯情報」を発信することになりました。
まず第1回目は「簡単なワイシャツのたたみ方」。
ご家庭のアイロンがけを見ていて一番「それは、大変だな~」と思われるのが
アイロン台が小さいこと。
クリーニング屋のアイロン台はワイシャツが全部置けるほど広い。
でも、ご家庭のは小さいのでやりにくいのでは。頑張る奥様方はそれでもかけていらっしゃいますが、せっかくきれいにアイロンかけしても「たたむ」のはもっと大変では?
そこでご提案したいのが、テーブルなどの広い台。これならシャツ全体をそのまま置ける。
アイロンがけとは別にたたみ方を覚えると便利ですよ。
今回は「言葉じゃなくて、映像で」たたむ順番をお知らせしています。
ユーチューブチャンネル「柳屋クリーニング小田原」か ホームページ yanagiya -cl.jpでぜひ検索してみて下さい。
柳屋クリーニングの
ホームページはこちら
割れやすいボタンは、外してプレス
プレスできないボタン周りは
手アイロンします
朝の出勤前、ワイシャツを着ようとしたら
「あっ、袖のボタンが割れてる」って困った経験はありませんか?これってたまんないですよね。
クリーニング屋の仕上げ機械ってすごく進化していて、ボディー部分はマネキン人形に着せるようになってる。ただ、袖カフス部分だけは別でプレス機で押さなきゃいけない。この時の圧力で割れることがあるんです。原因はいろいろなんだけど
1,プレス機のクッション綿が硬すぎる、、、ボタンを置く綿は消耗品なので硬くなったら早め に取り替える必要がある。これは管理の問題なのでクリーニング店の責任。
2,ボタンそのものの強度が弱い、、、、洋服全般に言えることだが、製造上のコストダウンの ためメーカーがボタンの品質を落とす。だから熱にも圧力にも弱い。これはアパレル側にも 責任がありますね。
3,特殊なボタンの形、、、、、ファッション性を高めて背が高いボタンとか、薄いボタンとか 最近はかっこいいボタンが増えてます。これは気を付けないと普通のシャツと同じ扱いでは 壊れますね。
柳屋クリーニングもこの「ボタン問題」にはずーっと苦労してきました。気を付けていても割れてしまうこともあるので、その時は「付け直し」を無料でさせて頂いてます。そして「プレスの方法」もいろいろ試行錯誤しています。ただ、長年のベテランが見ても「ボタンの強さ」を正確に見抜くのは不可能。そこで出した答えが
「割れやすいボタンはプレスしない」。
つまり、袖カフスはプレス機でプレスしますが通常のワイシャツと違い「ボタン部分をはずしてプレス」してるんです。その代わりその部分はシワが多くなるので後から手アイロンします。手間はかかりますが「危ないボタン、割れそうなボタン」はこうして守ってるんですよ。
普通のシャツは、
ボタンごとプレスする
割れやすいボタンは、外してプレス
プレスできないボタン周りは
手アイロンします
1年間、効果が持続!
防虫剤を買ってきた来たはいいけど、ついそのままにして1ヶ月。なんて経験はありませんか?箱から出せばすぐなんだけどクローゼットから引っ張り出してかぶせるのもちょっとひと手間。
今、住宅の事情が昔と変わってきてる。昔は室内でも春夏秋冬があった。古くは『すきま風文化』と言ったらしい。
でも建築技術の進化で「気密性」は格段に上昇したという。つまり、冬のすきま風は無く夏は冷房が効いて快適なのだ。空調は完璧に近く住みやすい。
その超近代的な家屋に住み始めて数年なのに「シューズクロークの靴がカビて仕方ない」「お気に入りのセーターが虫に食われる」という人が後を絶たない。 なぜか?
虫喰いについて言えば、虫は15℃以上で活動を始め、気温20~25℃くらいが最適だという。昔は害虫も暖かくなった季節に動き出した。しかし「気密性が進化した」現代、虫にとって1年中が居心地のいい環境なのだ。マンションのみならず近代的家屋は虫やカビにとって楽園になってしまった。
そこで、防虫剤が必要だがタンスやクローゼットに置いておけば本当に全部安全なのだろうか?また、取り替え時期はいつ頃が良いのか?違う防虫剤を一緒に置いてはいけないのでは?
いろんな不安が出てくると思う。
そこで、今回お勧めするのが「クリーニング専用ムシューダ防虫カバー」。
虫やカビの栄養は汚れ。その汚れをきれいに取り除いた後クリーニング店では熱処理乾燥する。この
『熱処理乾燥後、全く虫やカビの原因が無い状態で防虫カバーしてお客様にお返しする』
のが特徴なのです。だからドラッグストアから買ってきて、そのまんま、なんていう心配も無用。
虫が付く暇が無い防虫カバー。
だから次回お召しになるまでの安心をお手伝いいたします。
。
最近ドライマークが変わったのを知ってますか?
先週来店したY様、いろんな洋服をお出し頂いたのですがその中に紳士用シャツもあり、
「これって家で洗えるのかしら?」
シャツの表示タグを拝見すると「家庭洗濯は不可、ドライが可」になってる。
「これはドライクリーニングの方がいいですね。水洗いは危険です。」とお答えする。すると
「そう、やっぱりね。でも、わからないのよね~なんだか。あのマークが変わっちゃって。前は、ドライとか手洗いとか日本語も書いてあったじゃないですか。でも今は無いもん。」
そうなんです。以前は品質表示タグも日本仕様だったのですが数年前から世界基準に変わった。だから、記号のみなのです。
今回のシャツの場合、綿シャツなのだが肩の部分に「ウール」が使われてる。ウールは洗濯機で水洗いしたら一発で縮んでしまう。だから、「ドライマーク」なのです。
とにかく、「桶のマーク」があれば水洗いできる。「F」「P」「〇」はドライマークと覚えておいてくださいね。
肩のグレー部分が
ウールだから水洗いは危険
このシャツの表示タグ。
ドライはできるが、
水洗いは不可
FとPと〇はドライマーク
この桶マークがあれば家庭洗濯ができる。ただし「手」のマークは手洗いだから洗濯機はNGだよ。気を付けてね。