ダウンもカビからしっかり守りたい。
薄ーい皮膜は水をはじく。
だから汚れもガード!
「この暑いのに今さら出すのも恥ずかしいんだけど~」
と冬物を持ってくる方、年々増えてますね。春に衣替えという常識は今や通用しないみたいです。
本日、若い女性のお客様が出されたのがダウンジャケット。
「母親が、『変なクリーニング屋さんに出すとおかしくされるから、ちゃんとしたとこ持ってきなさいよ』と言うのでホームページ見て初めて来ました。別のお店ですけど母親はひどい目にあったみたいで。」と嬉しいお言葉。
しかも
「ダウンに撥水加工できますか?できるならお願いします。」
ウーン、完璧! 素晴らしいご注文ありがとうございます。
このところ真夏だというのに冬物を持ってくるお客様は多いのですが、特に「カビちゃった」衣類は多いですね。
撥水加工はもちろん「水」をはじきます。だけどそれだけでなく「汚れ」も付きにくくなる。
なぜかというと衣類の表面にフッ素樹脂という皮膜ができるから。だからこそ、ほら「水」がコロコロになってはじかれるんですよ。
カビの原因の一つはもちろん「汚れ」ですからね。これがなければカビも出にくい。
ダウンに撥水加工は素晴しい洗濯(選択)なのです。
10月からはいよいよ消費増税。どうせ冬直前になって洗うなら9月のうちに冬物クリーニングをされたらいかがでしょうか?夏でもダウンを洗う方、増えてますよ~!
虫は、綿や化繊より
動物繊維が大好き!
保管には和紙カバーがお勧め。
ビニールは通気性が悪いので
外して下さいね。
本日も多数のお客様と対話させて頂きました。お客様と話しているとホントに楽しいし、こちらも学ばせて頂けます。そんな中で今日は「虫」の話。
「気に入ってたサマーウールのジャケット。穴があいちゃってね、修理やさんに聞いたら7千円くらいだって。5ミリくらいの小さな穴なんだけどお願いしたわ。だっていい物だから、お金かかってもいいかって。いい物ほど虫が食べるんですってね」
この修理は「かけはぎ」といって特殊技術なので費用も高くなりますね。
お客様が言うように、虫は「カシミヤや高級ウール」ほど好んで食べます。ポリエステルや化繊は食べないか?というとそんなことはないのですが『高級な動物繊維』ほど大好きなんですね。
また昨今は住宅の密閉度が高く、空調がよく効いて暖かさが維持され、虫が活動する期間も昔より長くなっているようです。
今日のお客様もサマーウールのジャケットを着ようとしたのは2年ぶりとのこと。長期間放置していると通気性も悪くなり害虫の被害にも会いやすくなる。
害虫の被害から守るには、まず汚れをとること。そして最低1年に1度は服をクローゼットから出して外の空気に当てることも大事です。そして,ビニールははずして通気性のあるカバーと防虫剤で保管して下さいね。
夏でも虫は狙ってますよ!
カビの被害にあう前に、
先ずは外の空気に当てましょう!
この1週間、急に暑くなってきて「カビちゃったんだけど~」とお持ちになるお客様が増えてます。
以前はマンションでカビに悩む方が多かったのですが、最近は木造でもいらっしゃいますね。建築技術が進化して家屋の気密性が高まっているからでしょうか?つまり冷暖房はよく効くけど湿気もこもりやすい。カビの原因の一つはもちろん湿気。
冬の間、何度か着てる服はそうでもないけれど全然着てない服が危ない。
つまり、クローゼットやタンスの中で「全く動かさな服」。
これやばいですね。
カビの原因は「湿気」「汚れ」「温度」が3大要素なんだけど、動かさないということは外の空気に触れないから「湿気」がたまりやすいのです。
だから、この夏にでも気付いたらクローゼットから出して外の空気に当てましょう。それだけでも違う。
でも、不幸にもカビが生えていたらすぐにクリーニングすることです。
ドライだけでもカビは落ちますが、ひどい場合はダブルクリーニングで「特殊水洗い」までした方がいい。その方がカビの根っこまで洗い流せるから再びカビる確率はぐんと減りますよ。
合成皮革の付いた綿素材は色が出やすい!
防水スプレーが効果的
水をはじくので、
皮革を保護し色が出にくい!
おしりのところに合成皮革の付いたジーパンを洗ったら色が出ちゃったという経験はありませんか?
おしりに限らず例えばベルト付近など合成皮革や本物の皮革の付いた綿素材の製品は最近増えています。
そもそも綿製品は家庭洗濯できるのですがこの「合成皮革」が付いてるだけでやっかいなんですね。もし色が出てにじんでしまうと取るのに大変!
なんかいい手はないかな~?
それがあるんですよ、、、、。「防水スプレー」。
防水スプレーを皮革部分にシューっと一吹きして、30分くらい自然乾燥。その後は普通に洗濯機で洗うだけ。皮革部分は防水ガードしてるから濡れずに洗える。皮革が濡れなければ色は出ないのです。
防水スプレーというと、レインコートや雨具のみ使えると思ってる方が多いのですが皮革にも使えますよ。こうして部分的なガードにはもちろん、皮革のバッグ全体にスプレーしておけば雨の日などは便利ですね。ぜひ試してみて下さいね。