洗剤ではなく、石けんだからこそ
かゆみが出にくい布団の丸洗い
今まで通常の洗剤でシャツを洗っていたというS様。
「たしかに柳屋さんでシャツを洗ってもらうと、かゆくならないよ~」
とおっしゃって下さいました。家庭用でも「洗剤」から「石けん」に替えたらだいぶ「かゆみ」が違うようです。いったい、それは何故?
そもそも「洗剤」と「石けん」は違います。簡単に言うと、洗剤は石油由来の原料だけど石けんはヤシ油などの自然素材で出来ている。
「洗剤」の場合、主成分である石油系の界面活性剤は汚れも落とすけど、強い浸透力があるので肌のバリア機能を壊してしまう。すると外部からの刺激を受けやすくなるので「かゆみ」が生じる。
一方、化学物質を含まない天然成分の「石けん」はで皮膚のバリアを壊さないので「かゆみ」が少ない。
こう比べてみると「だったら石けん使えばいいじゃん」と思うでしょうが問題の一つはコスト。やはり自然素材のものは割高なんです。だから、ほとんどのクリーニング店は「洗剤」を使っているし、家庭用でも圧倒的に普及しているのは「合成洗剤」。
さらに、「石けん」はアルカリ性だからしっかりすすぎが必要だし、特に布団はふんわり感を出す高度な技術も必要なのです。
柳屋クリーニングでは、布団に限らずワイシャツからブラウスまで水洗いにはすべて「天然石けん」を使用しています。
湿度70パーセント以上は危険!
去年の秋の話。
久しぶりに来店されたK様。
「このダウンベスト、今年の春、実は別のクリーニング屋に出しまして、、、。
それで夏頃になってふと見たら背中とかいろんなところカビてるじゃないですか。
去年は柳屋さんに出したんで全然カビなかったんすけど、今年は安いチェーン店に出してこのとおり。やっぱりここは違いますね、スゴイですね。またお願いします。」
って手前味噌なほめられた話ですが、
嬉しいじゃありませんか。
そもそも「なぜカビが生えるのか」というと「汚れ、温度(20℃~40℃)、湿度(70%)、空気(酸素)」の4つが揃うと生えるといわれている。衣類の場合、その「汚れ」がどれだけ取れているか? なのだが、クリーニング屋に出してはたして本当に取れてるのか?ドライクリーニングのドライ液がホントにきれいに管理されているのか?ココが問題なのです。
ドライ溶剤の汚れ具合を見る値に「酸価値」というのがある。液が汚れてくると酸価値が上がり、異臭というか嫌な臭いが出てくる。
残念なことにクリーニング店の中には、こんな状態で洗ってしまう店や工場もあるんです。
そうすると、衣類の汚れが落ちないどころか逆に汚されている場合も。
コレを「逆汚染」というのだけれど。
今回のK 様のダウンベストも、良くない状態の
ドライ液で洗った可能性がありますね。
柳屋では、この「酸価値」が上がらない管理を徹底しています。
だから次のシーズン、カビが生えることがほとんど無いのです。
ただ、カビの根っこ(胞子)は繊維の奥深くに入り込むこともあるんです。そうなるとどんなにきれいなドライ液でも取り除くことは困難。
そこで特殊な水洗い「マイクロバブルウォッシュ」です。一般の水洗いでも繊維の奥まで洗うからきれいにはなるけど洗濯機で回すから縮みやすいし型くずれなどリスクが大きい。
でもこの特殊水洗いは、デリケート素材や縮みやすいウール、レーヨンでも守りながら洗える。ただ、そのためには生地にあった洗浄温度や時間など高度なスキルと機材が必要で、経験豊富な職人による目利きも同時に要求される。
マイクロバブルウォッシュなら、湿度の高い夏を越してもカビの心配なく、
クローゼットにしまっておけます。
高度な技術職人がお届けする「縮まない特殊水洗い」に興味のある方はマイクロバブルウォッシュのページをご覧ください!
「いやー、すっごい取れるからびっくりしたわ~。出るわね~。」
洗濯機を洗ったS様の第一声でした。
ところで洗濯機って、最近いつ洗いました?
梅雨の時期、奥様のお悩みの一つが洗濯ものの臭いなのでは?
臭いの原因は複雑です。
「洗濯物についた細菌が高い湿度で増える」とか「部屋干しの時、洗濯物同士がくっつきすぎて乾きが悪く、臭い菌が繁殖する」とかいろいろ言われています。
でも、僕はまず「きれいな水でのすすぎ不足」があると思うのです。皆さんは洗濯の時、どのくらいの量、洗濯物を入れていますか?洗濯物の量が多過ぎれば、「十分なすすぎ」が出来ません。かといって少量で何回も洗濯なんてしてる暇なんかない。
「洗い」の行程で汚れが落ちても、ちゃんとすすげてなければ汚れが洗濯物に残ってしまうと思いませんか?
しかも、大事なのはその「水がきれいなこと」。そのためには「洗濯機の裏側」こそきれいにする必要があるのです。洗濯機の裏側は洗剤かすや皮脂汚れなどがたまりやすいところ。みんな
「怪しいんだよね~見えないところが」とは思っているはず、、、。
半年そのままなら、確実に汚れはたまっています。洗濯機の裏側が汚れたままで「きれいな水」ですすげるはずがないのです。
だから臭い解消の第一歩。
消臭スプレー、臭わない洗剤などいろいろあるけれど
まずは洗濯機の裏側をきれいにしましょう。
洗濯機の洗い方
1,洗濯機に45℃のお湯を張る(最高水位まで)
2,過炭酸(酸素系漂白剤)を500g入れる
3,10~15分回す
4,5~6時間そのまま放置(夜やっておくと朝きれいになってます)
5,水面に浮き出た汚れを取り除く
6,再び5分回したら、排水
7,常温の水を張り、5~10分回してすすぐ → 排水。
8,汚れがひどければ 7 をもう一度繰り返す。
どうですか?ここで使う「過炭酸」という白い粉末がすっごく不思議な力があるんです。
洗濯機クリーニングの他にも、「衣類の黄ばみ取り」「湯飲みの茶しぶとり」など使い道はたくさん!
それは、次回お伝えしますね。
とにかく、一度やったらやめられない主婦が急増中!
2~3ヶ月に一度は是非「洗濯機のお掃除」を!
「過炭酸」は柳屋クリーニングでも販売しています。
もっと詳しいやり方や相談がある方はお問い合わせください!
電話&FAX 0465-22-4635
一袋 500g 400円(税別) コレで洗うとびっくりするほど汚れが浮き出て洗濯機の裏側が見違えるほどきれいになります。一晩でこの効果はスゴイ!