青いインクがついたブラウス
事務用机の上で黒いインクをこぼしてしまいました。机の表面の色はグレー。急いでティッシュで拭いたのですが取れない。ぞうきんを水で濡らして拭いても半分くらいはとれるけど取れない。
さあ、困ったと見回したら「手指消毒用のアルコール」があったので「もしかして?」とスプレーして拭いたらキレイになっちゃった。
インクはアルコールで消せるのか?と今度は会議用の白いボードに使ってみた。白いボードってマジックの跡が結構ついてて汚くなってませんか?
そこへスプレーしたら「あらら~」キレイになっちゃう。
クリーニング屋のシミ抜きでも実は「エタノール」というアルコールはインク落としに使うんです。
でも最近は「コロナ」ということでアルコール(エタノール)が身近にありますよね。だから、家庭で出来る簡単なインク落としの方法をご伝授します。
例えば、シャツの胸ポケットにボールペンを入れてたら黒いインクがついたケース。
1,まず、台所用洗剤(又は固形石けん)をインク部分につけて指で揉む。
固形石けんの場合は水で濡らした後、塗り込んで揉む。
インクが出てきたら、水ですすいで繰り返す。
2,薄くなってきたら、アルコール(エタノール)をつけて指で揉みだし水ですすぐ。
これだけです。
注意点、、、白系は大丈夫ですが、濃い色は脱色しやすい。指で揉むので毛羽立ちやすい生地は
NGです。
そもそもインクは油性、水性、ゲルインク、顔料、染料など組成がいろいろ複雑で単純ではありません。
クリーニングのプロでも一番難しくてやっかいな「シミ抜き」の一つなんです。
だから今回ご紹介した「アルコールのインク落とし」がすべてに有効というわけではありません。
でも今は「手指消毒用のアルコール」がジェルにしろ液体にしろ身近にありますよね。
成功率50%くらいの気持ちで「家庭用シミ抜きのワザ」としてお試しいただけたらと思います。