復元は、採寸してから作業します。
最近は、古着やヴィンテージ品をクリーニングする方が増えています。先日も初めて来店されたT様。
「これ、オークションで買ったんです。どうしても欲しくて手に入れたんですが、なんせ小さすぎて。クリーニング店を何件も回ったんですが断られるばかり、やっとスマホで柳屋さんを見つけて来たんです、お願いしますよ。」
その熱意は相当のものでした。
普通「縮んだセーター」の復元はお断りしています。縮んだり硬くなったものは戻らないことが多いからなんです。
でも、T様の熱意は相当のものだし、セーターを触った感触はまだ「可能性」があるのでお受けしました。
ウールは機械力で縮む。
そもそも、ウールのセーターがなぜ縮むのか?というと水で洗ったからではありません。「機械力」が原因なんです。つまり洗濯機で回したから。
ウールの毛1本1本の表面は「スケール」という魚の「ウロコ」のようになってる。このウロコが水に浸かると開くんです。ウロコが開いた時に、洗濯機で回すと「開いたウロコどうしが絡んでしまう」。絡んだまま乾燥するとがっちり固まってもう元に戻らない。これがセーターが「縮んだ」「硬くなった」状態なんです。
スケール(ウロコ)は、水に濡れると開くけど、「優しく浸ける」だけなら絡まないので乾いた時に元どおりになるんです。
ウールのセーターを家庭洗濯するなら、洗濯機で回すのは禁物。洗面器などに水を張り中性洗剤で、つけ置き洗い。すすぎも押し洗い。脱水は1分まで。こうしないと悲惨なことになりますよ。
古くてもデザインや色合いに趣が。
だからヴィンテージなんですね!
さて、T様のセーターです。丈を10センチほど伸ばして欲しいとのこと。
スチームだけでは、いったん伸びてもまた元に戻ってしまう。
そこで特殊な加工剤を使うことにしました。加工剤にいったん浸け込み繊維を柔らかくし自然乾燥。機械乾燥だとうまくいかないので2~3日自然に乾かす。その後スチームで徐々に伸ばしていきます。今回はこの方法でうまくいきました。
「加工剤で柔らかくする」という点がミソなのですが、これはダイヤモンドクリーニング研究会という技術勉強会で知りました。当時、講師の田中先生から大阪のF社を紹介され、そこから仕入れた加工剤です。本来はウェットクリーニング(縮まない水洗い)用の加工剤でカシミヤやアセテート、レーヨンなどもきれいに仕上がる優れものなのです。
ウールやシルクなど動物繊維は一歩間違うと縮ませてしまうので、ウェットクリーニングにはこの「加工剤」が必要。今回はこれを応用しました。
何十年も前のカーデガンが蘇る!
T様から喜びの声をいただいたので紹介します。
「信頼できるお店です^ - ^
先日「ビンテージカーディガン」を購入したのですが、なにせ古いカーディガンなので、流石に丈も短くなっており生地もゴワゴワしておりました。
相談できるクリーニング店は無いかと色々な店に問い合わせましたが…何処も門前払いで断られておりました。
そんな時
#小田原 #クリーニング #復元加工
と検索するとこちらのお店が出てきたので、ホームページを拝見したところ、自社工場にて染み抜きや黄ばみとりを行っているとの事。
また読み進めるごとに店主の前田さんの人柄と仕事に対する真摯な姿勢が伝わってまいりました。
早速、相談に伺うとなるほどホームページどおりに親身になって相談に乗って下さいましたよ(笑)
ありがとう前田さん(T-T)
先程仕上がったカーディガンを受け取りましたが、生地もふわふわの元通り、そして丈もなんと11センチ、袖は6センチも伸ばして頂きました!
なんでも特殊な薬液に浸し繊維をほぐしたのちに、スチームで伸ばすのだそう。
まさに「プロの技」を感じましたね。
もちろん出来ない素材もあるとの事ですが、相談に行ってみる価値はありますよ〜。
また色々と相談させて下さい^ - ^」
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冬物衣類は小田原市の柳屋クリーニング店にお任せ下さい!
(有)柳屋クリーニング店
〒250-0013 神奈川県小田原市南町1-9-27
TEL&FAX 0465-22-4635
営業時間8:30〜18:30
定休日 日曜、祝日、木曜(祝日の週は営業)
ホームページにも事例をたくさん載せてるので是非ご覧くださいね♪
ご家庭の衣類から業務用の白衣やシーツも対応。ドライクリーニングだけでなくワインや血液、口紅等のしつこいしみ抜き、袖口や襟の黄ばみも除去。天然原料と手アイロンで優しい仕上がり。
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