血液が付いてしまった白線。
黒ずみも目立ちます。
セーラー服専用の漂白方法で紺の地色を落とすことなく、白くできました。
セーラー服の白線ってだんだん白が黒ずんできませんか?
先日柳屋に来店されたお客様、
「娘がケガして血を付けちゃったんですよね、家で洗っても落ちなくて」とお持ちになりました。
見ると、血液だけじゃなく白線も汚れてる。
その後、柳屋でも洗ってみましたが薄く残るんですよ、血液が。
こうなると、特殊なしみ抜きをしないと落ちません。
ただ「白線の綿の白色」をキレイにするだけなら簡単なんですが問題は地色の「紺色」。この紺色を落とさずシミ抜きするのは技術がいるんです。
今回は「セーラー服専用の特殊な漂白」で血液だけでなく黒ずんだ汚れもサッパリきれいになりました。
新学期、真っ白な白線の制服でがんばれ!
先日、「ダウンジャケットが何か変な臭いがするんだけど、これって直ります?」
という相談がありました。よく聞いてみると、買ったばかりの新品。
どういうこっちゃ?ですよね。買ったばかりなのに。
僕の今までの経験からすると、この臭いは「ダウン」つまり水鳥の毛の臭いだと推察します。
ダウンというのは水鳥の毛ですからね。つまり動物。そりゃ臭いますよ。
これを製造工程で詰めてゆきますが、このままだと臭うから本当はちゃんとすすがなくちゃいけないんです。でも、その大切なすすぎの工程を省いたら、、、、、」
新品でも臭うわけです。つまり製造上で最終工程でのコストカット。これが原因という場合があるんです。特に東南アジア製のものは要注意ですよ。買うときは、鼻を近づけてみましょう。
実際、今回お預かりしたダウン、水洗いしたら臭いが消えましたよ。お客様にも喜んで頂けました。
毎日のお洗濯がんばってますか?
という我が家も下着や普段着は家庭用洗濯機で洗ってます。
実は最近家をリオームしまして、しばらくその洗濯機が使えなかったんです。洗わないわけにいかないので、少しの間店の業務用マシンで洗ったんです。そしたら妻いわく「あれー、全然こっちのがきれい!」だって。
つまり、家庭用洗濯機より業務用の方が断然きれいだというのです。具体的には「衣類の黒ずみ、くすみ」がとてもきれいになったらしい。
「そりゃそうでしょ」って思うかもしれませんが、洗剤は全く同じものなんですよ。だとしたら何が違うか?
1,水の量
業務用のは家庭用の4倍くらい機械も洗濯容量も大きい。だから、水の量が断然違う。特にすすぎ時の水の量は大事だと思います。 一方、家庭用洗濯機。最近では「節水でお得!」という宣伝文句をよく耳にしますが本当に大丈夫なのか?やはり被洗物に対しては十分な水がないと汚れは落ちないのではないでしょうか?
洗濯機の大きさは仕方ないので、「洗う枚数、洗う量」を入れすぎないことですね。
2,温度
家庭用洗濯機もお湯が入ります。でも30℃くらい。一方、業務用は40℃の湯が入る。
一般家庭では、常温で洗う方が多いですね。もちろん生地にもよりますが、40℃くらいの方が絶対いいはず。だんだん黒ずんでくるのは、やはり皮脂など油溶性の汚れが落ちきれていないのでしょう。
話をまとめると、家庭洗濯機で洗う場合でも十分な量の水(できればお湯)が必要だということです。
そして他にも「黒ずみを落とす方法」はあるのですが、それは次の機会に!